●セダム 30本
●けいとう 70本(細いかわいらしい秋色)
●利休草 30本
●パニカム 30本(乾燥している)
まるでカリフラワーのようなセダムが30本も。
ピンクだから、カリフラワーとは間違いませんが。
花材のボリュームだけでもインパクトがあります。
けいとうは、秋色の細い流れるようなやわらかい感じです。
セダムの花の塊をさらにギュッとまとめて、ぼこぼこの
塊をいくつも作っていきました。
セダムの素材感をさらに強調です。
花器はガラスを選び、ガラスから透けて見えるところも
楽しもうと。
セダムをまとめていると、松尾太一。先生に
「すでに頭で絵が描けているね!」と言われました。
確かにセダムと利休草での絵はかけていたのですが、
ケイトウとパニカムについては、まったく絵がかけていなかった
のでした。
正直「どうしよう。。。」と。
背の高い細いガラスの花器の一つに、セダムのステムに利休草をからめるようにして
入れました。
花器の口のところは、利休草の上にセダムの塊が浮かんでいるように。
もう一つ、まぁるい大きい口のガラスの花器には、より大きくしたセダムの塊を
ぼこぼこと入れました。大きな口からあふれるように。
その周りを利休草で。
岩のようなセダムに負けないように、グリーンの塊も。
とここまでは、ほぼ頭に描いていたとおりでしたが、あとはケイトウとパニカムです。
ケイトウを手に取り、一本一本を眺めていたら、
「そうかぁ、これもブーケみたいにまとめて見たら・・・」とひらめき、
70本、すべてを一つにまとめました。
これが意外ときれい!!!
ステムの黄色とオレンジが混じった感じがまたきれい。
でも、これをどうするか。
もう一つのガラスの細長い花器に入れました。
ステムの一部を隠すように、パニカムの穂先をだんだんにして
ケイトウのステムに添わせました。
最後にそれぞれの花器を利休草のつるでつなげて。
小さなセダムのぼこぼこを、大きなガラスの器から零れ落ちるように
添えました。
自分でもなんとなく、ケイトウはまったく絵がかけていなかったけれど、
でもなんとなく、思い通りにできた、そんな感じでした。
先生には
「意表をついた使い方したね。」
「生の生きているお花だけれども、でも生命力を感じさせない、そんな作品。」
「ケイトウのブーケ、これ、こんなカツラあるよね~。シンディーローパーとか
かぶっていそうな。。。」
最後にわらってしまいましたが、
んっ、確かにこんなカツラあるよね。