○あわ 65本
○アザミ 30本
○ききょう 30本
○スチールグラス 150本
和テイストの花材。
なんだか久しぶりです。
やっぱり水盤?と思いながらも、花器の並んでいる棚を見回します。
他にこの花材にぴったりの器はないかしら・・・と。
でも水盤に落ち着きました。
白と黒の丸い水盤を二つ組み合わせて使うことにしました。
それぞれオアシスが1本そのまま入ります。
ききょうは好きな花のひとつ。
ただ、あまり持ちがよくないのが気になるところ。
でも今日のききょうはとってもしっかりしているものなので
うれしくなりました。
あざみは、こんなに長くお花をやっていながら、初めて使う花材。
初体験です。
この花材をどうやって使おうか・・・。
もちろんオアシスを隠すことも考えないといけません。
あわの穂先を使ってもこもこの素材感を活かしながら埋めること
にしたものの、それだけではオアシスを全部隠すことは無理だろう。。。
そこでスチールグラスをまとめて使おうと考えました。
そう思ったら、すぐに頭の中に絵を書くことができました。
まずは、あわでもこもこに埋めていきながら、スチールグラスの曲線と
グリーンのまとまりの直線でオアシスと隠していきます。
もちろんあとでアザミを入れる場所を考えながら。
スチールグラスを畳のように編んだところを作ったり、細い線の隙間から
もこもこのあわを除かせたり。
そして、スチールグラスのなかから、ききょうがポンポンと上にはねるように
咲き乱れるように入れます。
ききょうは下の葉を整理し、小さなつぼみもすべて落として、一輪のみに
しました。
最後にあざみ。
ききょうの間にまぎれて咲くものと、スチールグラスやあわの間から見え隠れ
するように。
階段にディスプレイしましたが、光のある奥に白の器、手前に黒の器。
白の器に赤のアザミが映え、そこにライトが当たります。
手前の黒の器には、スチールグラスの濃いグリーンの塊、そこにアザミの
深い赤が混ざって渋い感じになりました。
今回は、あわの穂先の仕込みに時間がかかりましたが、満足のいく
作品となりました。
フリースタイルコースもこれが最終回。
いよいよ次回はテストです。